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麻(リネン)に対する大きな誤解

麻(リネン)に対する大きな誤解

 

こんにちは

海外のライフスタイルを輸入する貿易商

白塚愛子です

 

〜〜♡〜〜

 

今日は

私が長いこと誤解していた

「麻」

の真実について

お伝えしたいと思います。

 

 

写真はフランス北部のリネン畑♪

 

 

以前のブログで

日本では

リネンの寝具に出会うのが

困難であるとお伝えしました。

 

 

(その時のブログはこちら

 

 

なぜ困難なのか色々調査した結果

 

 

最大の理由は

リネンに対する誤解だと知りました。

 

 

お店の方によりますと

リネンのベッドカバーは

バリ感があり

肌触りが硬いので

あまり需要がない。

 

 

よって

売れないので店頭にも並ばない。

 

 

・・・

 

 

とのこと。

 

 

 

確かに

私が子供の頃から知るリネンは

夏の生地で

涼しく手触りも固めだった。

 

 

しかし

 

 

私が輸入するリネンには

全くバリ感などなく

手触りもとてもなめらかだ。

 

 

なぜだろう?

 

 

と思ったのです。

 

 

 

リネン=麻

 

 

麻とは

日本で古くから浴衣などに使用される

涼しくて硬い生地

 

 

最高級の越後上布などが有名

 

 

そう思ってました。

 

 

しかし

私が知っている麻の原料は

苧麻(ちょま)

と呼ばれる植物が原料だったのです。

 

 

 

近年

ヨーロッパから伝わったリネンは

亜麻が原料

 

 

日本では基本的に

植物の繊維から作る布は全て麻と呼ぶ為

亜麻繊維も

苧麻繊維と一緒に

「麻」のカテゴリーに入れられてしまいました。

 

 

 

日本で麻と呼んで良い繊維は

大きく4種類あるそうです。

 

 

参照元:http://www.asabo.jp/asa/asa.html

 

 

亜麻、苧麻、黄麻、大麻

 

 

その中でも

現在日本で衣類や家庭用品として

リネンと呼ぶのは

亜麻(あま)と

苧麻(ちょま=カラムシ)

の2種類なのですが、、、

 

実は

 

苧麻の英語名は

リネンではなく

「ラミー」なのです。

 

 

ややこしいですね。笑

 

 

 

 

苧麻と亜麻を比べてみました。

 

 

参考資料:http://www.marusyosangyo.jp/kawariito/rami.htm

 

 

上記の「風合い」

の項目からもわかるように

亜麻の手触りは

とてもソフトでしなやか

 

 

そして

価格帯も全く異なります。

 

 

なぜなら

苧麻は

同じ畑から年に数回栽培可能ですが

 

 

亜麻は

6〜7年に一度しか栽培出来ないからです。

 

 

一度亜麻を栽培した畑は

その後6〜7年もの間

じゃがいもなどの穀物を栽培し

土に栄養を蓄えねばなりません。

 

 

よって

フランスでも

亜麻のベッドリネンは

とても高価なものなのです。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。

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